オススメ
SFマガジン 2023年 12 月号 [雑誌] 早川書房 Amazon 久しぶりにグレッグ・イーガンの新作が読めるということで買ってきました。いや、マジでこのためだけにSFマガジン買う価値がある傑作です。 ストーリーとしては、無限の平行世界に何の前触れもなく飛ばさ…
2023年は生成AIの普及により、人類に残された仕事が何になるのか心配になるくらい激動の年でした。2024年も、戦争、気候変動、核融合、宇宙開発、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)と様々なニュースが飛び交い、これからどうなるのかまったく予想が…
反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方作者:ナシーム・ニコラス・タレブダイヤモンド社Amazonギケイキ 千年の流転 (河出文庫)作者:町田康河出書房新社Amazon誰が得するかは知らないが、少なくとも私が得したことは間違いない、そんな年間ベ…
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている作者:ふろむだダイヤモンド社Amazon非常に面白かった。欧州のトップスクールに留学していると、キャンパスビジット対応で「MBAに来ると、どんないいことがあるのか?」と聞かれることが多い。「M…
AI vs. 教科書が読めない子どもたち作者:新井 紀子東洋経済新報社Amazon機械学習(世間でよくいわれるAI技術)は、文章の意味を理解することなく、統計的に「だいたいあってる」答え(パターン)を導き出しているだけのアルゴリズム。深層学習でその精度が高…
MBAは何かを学ぶ場というよりも、知識も経験もある社会人が、お題に対して自らの仮説を提示したり、クラスメイトの仮説をクリティカルに検証する場なので、丸腰で臨むと死ねます。なので、講義では当たり前すぎてスルーされるけど、やっぱりこれは知っておい…
嫌われる勇気作者:岸見 一郎,古賀 史健ダイヤモンド社Amazon紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1)作者:ケン リュウ早川書房Amazon誰が得するかは知らないが、少なくとも私が得したことは間違いない、そんな年間ベスト本の紹介です。 私は好きにした、君たち…
シルトの梯子 (ハヤカワ文庫SF)作者:グレッグ イーガン早川書房Amazonイーガンの作品はいつもぶっ飛んだ設定の中で、しかしその中でこそリアルな問題として立ち上がってくる「わたしがわたしであるということは、どういうことなのか」というごくごく個人的な…
グロいの苦手なんですけども、たまに面白いのもあるから困る。 メイドインアビス メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)作者:つくしあきひと竹書房Amazonぶっちゃけ、これを紹介したくてこの記事を書きました。「わたしが知らないスゴ本は、きっとあ…
中央銀行が終わる日―ビットコインと通貨の未来―(新潮選書)作者:岩村 充新潮社Amazon大日本サムライガール 1 (星海社 e-FICTIONS)作者:至道流星講談社Amazon年末の恒例行事。この1年で僕が読んだ本からのベスト本の選出です(出版年ベースになっていないの…
謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (集英社文庫)作者:高野 秀行集英社Amazon深紅の碑文(上) (ハヤカワ文庫JA)作者:上田 早夕里早川書房Amazon年末の恒例行事。この1年で僕が読んだ本からのベスト本の選出です。
獣の奏者 I闘蛇編 (講談社文庫)作者:上橋菜穂子講談社Amazon 獣の奏者 II王獣編 (講談社文庫)作者:上橋菜穂子講談社Amazon面白かった。一応ファンタジーのくくりにはなると思うんですが、ご都合主義的な魔法とかは出てこない。舞台は中世の技術レベルで、…
ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)作者:グレッグ イーガン早川書房Amazon余命少ない主人公マーティンが、自分の死後も息子が周囲の環境に惑わされることなく、健全に育ってほしいと願い、そのために自分の脳のパターンを電子的に模倣する代理人格を作り、そいつに息…
謎の独立国家ソマリランド作者:高野秀行本の雑誌社Amazon最高に面白い、の一言に尽きる。笑って読める「未開の地見聞録」でありながら、政治学の文献としても読める。なぜソマリアでは内戦が続いているのか、そしてソマリア北部・ソマリランド内では、なぜ内…
深紅の碑文(上) (ハヤカワ文庫JA)作者:上田 早夕里早川書房Amazon素晴らしい。ホットプルームによる劇的な火山活動と、火山灰がもたらす地球規模の寒冷化を目前に控えて、人類がどう行動するか、という話なんだけど、これがまたひどくつらい政治と外交と貧…
WILLPOWER 意志力の科学作者:ロイ・バウマイスター,ジョン・ティアニーインターシフトAmazon歌うクジラ 上作者:村上 龍講談社Amazon年末の恒例行事。この1年で僕が読んだ本からのベスト本の選出です。昔は実用書・フィクションからそれぞれトップ10を選んで…
太陽・惑星(新潮文庫)作者:上田岳弘新潮社Amazonとんでもない新人が出てきたな、と読了して思った。本書は中編が2つ入っているが、そのどちらも長編3冊分くらいを凝縮したような濃度となっており、大変読みごたえがあります。まず「太陽」。これは、人類の…
歌うクジラ 上作者:村上 龍講談社Amazon最近の村上龍は「カンブリア宮殿」で、強引に経営者の成功の秘訣をまとめたりしていて、成功の十分条件でないもののをあたかも統計的に有意な十分条件であるかのように喧伝する自己啓発書のような胡散臭さを帯びていて…
華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)作者:上田 早夕里早川書房Amazonいやー、よかった。プルームテクトニクス理論を援用しながら、想像する海面200m上昇した近未来。肉体改造して海上での生活に適応したステートレスな新貧困層と、昔ながらの大地を基盤とする…
強さと脆さ作者:ナシーム・ニコラス・タレブダイヤモンド社Amazon羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)作者:至道 流星小学館Amazon年末の恒例行事。この1年で僕が読んだ本からのベスト本の選出です。
神は沈黙せず(上) (角川文庫)作者:山本 弘KADOKAWAAmazon面白い。この世界はどこかのコンピュータ上で走らせているプログラムなのではないか? という、いわゆる仮想現実ものなのだが、それをサポートする材料として超常現象を扱っている。これには、UFO、…
新・電波利権ver.2 (アゴラPODシリーズ)作者:池田 信夫アゴラ出版局Amazon業界を飛び出して独立した人が古巣の膿を洗いざらい吐き出す光景は、常に痛快だ。本書は元NHK職員が放送・通信業界が、いかに規制に守られて非効率的なことになっているかを暴露した…
メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故 (講談社文庫 お 116-1)作者:大鹿 靖明講談社Amazon原発のコストは安いのか高いのか、再生可能エネルギーとしてこれから競争力を持つのは太陽光なのかどうか、そういった基本的な事実の認定にさえ、社会的なコンセ…
羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)作者:至道 流星小学館Amazon素晴らしかった。国を創る。それも世界のシステムに変革をもたらすような帝国を創るという、壮大な物語だった。本書は新世紀の小林多喜二「蟹工船」になる。 当然、日本からは領土をぶんどって独立宣…
しあわせの理由作者:グレッグ イーガン早川書房Amazon不道徳な経済学: 擁護できないものを擁護する (講談社+アルファ文庫 G 98-3)作者:ウォルター ブロック講談社Amazon2012年は、中学高校時代に読んだ名作の書評をたくさんアップしました。ずっと温めてきた…
BEATLESS作者:長谷 敏司角川書店(角川グループパブリッシング)AmazonAI(人工知能)が人間よりも賢くなってしまった時代に、人間の役割はあるんだろうか。このテーマを軸に、あくまでもAIは人間の道具にすぎないとしてAIを排除する思想と、もう難しいことは…
未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命―(新潮選書)作者:片山杜秀新潮社Amazon日本はなぜ負けると分かっていたのに、あんな戦争を始めたのか? ―――という問いには決まってこう答えられる。ファシズムのせいだ。一部の権力者に権力が集中する体制だった…
完全独習 統計学入門作者:小島 寛之ダイヤモンド社Amazon今までずっと逃げてきた統計学だけど、もはや進退きわまって手を付けざるを得なくなった、が、ド文系の自分になんか所詮無理ではないか、という絶望の淵に立たされている人にオススメの一冊。僕もこれ…
ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質作者:ナシーム・ニコラス・タレブダイヤモンド社Amazon経済学を批判してドヤ顔したいなら、終わコンのマルクスなんか読むよりもタレブを読んだほうはずっとよい。なにせタレブの射程は、経済学などというマイナ…
最後の家族 (幻冬舎文庫 む 1-20)作者:村上 龍幻冬舎Amazon村上龍の小説のなかでは一番とっつきやすい。なぜなら、特殊な主人公が出てこないからだ。たとえば、同じく引きこもりを題材にした「共生虫」においては、自分を特別だと勘違いしている主人公が、そ…