ふたご / 吉村達也

ふたご (角川ホラー文庫) (文庫)
角川ホラー文庫が創刊された当時は、鈴木光司「らせん」瀬名秀明「パラサイト・イブ」梅原克文「二重螺旋の悪魔」といったバイオホラーの傑作が目白押しで、さながら角川バイオホラー文庫といった様相を呈していました。本書もその流れに乗って、クローンとかが出てくるわけですが、なかなか読ませる本です。ずっこけそうになるところもありますが、吉村達也で一番面白いんじゃないでしょうか。