2010-06-02 ふたご / 吉村達也 SF 角川ホラー文庫が創刊された当時は、鈴木光司「らせん」、瀬名秀明「パラサイト・イブ」、梅原克文「二重螺旋の悪魔」といったバイオホラーの傑作が目白押しで、さながら角川バイオホラー文庫といった様相を呈していました。本書もその流れに乗って、クローンとかが出てくるわけですが、なかなか読ませる本です。ずっこけそうになるところもありますが、吉村達也で一番面白いんじゃないでしょうか。