ダ・ヴィンチ・コード / ダン・ブラウン

殺人事件が起こるミステリなんですが、その犯人探しと同時並行ですすむ歴史の裏を暴く謎解きがいいですね。読み物としてかなり面白いです。題材もキリスト教ダ・ヴィンチといった日本人にもなじみのあるものなので、あの作品は実は○○で……などと言われると「おお!」となります。あとこんな書評も見つけました。




あと『ダ・ヴィンチ・コード』のテーマの一つは、キリスト教の教会組織成立過程で抑圧された女性の復権だった。類似のテーマを扱っている京極夏彦『絡新婦の理』講談社文庫)は、ぼくは『ダ・ヴィンチ・コード』よりおもしろいと思うし、よい小説です。ただシリーズを一通り読んでないとわかりにくい部分もあるのが難。
http://bisista.blogto.jp/archives/1239773.html


ああ、たしかにそうだ! 京極夏彦のほうも読んでたのになんで気付かなかったんだろう。ちなみに僕も京極夏彦「絡新婦の理」のほうが面白い派です。
あとこの作品を読んでおくとルーブル美術館に行ったときにニヤニヤできますね。僕は去年パリに旅行したときにいったのですが、「これがあの元ネタか……」となんかすごい楽しかったです。