世界の終わりの魔法使い

なんかベタベタのタイトルだなあ、世界の終わりが超絶マジカルパワーでなんとかなる、あのセカイ系ってやつだろ? ああん? という読者の先入観を粉砕することなく、わりとまっとうに進む話。ジュブナイル的な、ちゃんとがんばって困難に挑戦する少年とか、幽閉されたお姫様とか、設定があまりにもクラシックで、これはなにかの罠じゃないかと疑ってしまうレベル。「凹村戦争」のような不条理さはないが、その分ちょっと物足りないですね。