ロケットボーイズ / ホーマー・ヒッカム・ジュニア

ホーマー・ヒッカム・ジュニアの自伝的小説。ソ連人工衛星スプートニクに感動した平凡な高校生たちがロケットを自分たちで作ろうとする話。爽やかなプロジェクトXって感じでいいですね。最初はペットボトルロケットみたいな原始的な工作なんですが、最終的に出来上がるロケットはそれはもう凄い代物で、ミサイルかよって突っ込みたくなる出来です。「遠い空の向こうに」として映画化もされているんですが、本当に大気圏を突破しそうな勢いでびゅーんって飛んでくんですよ。思わず吹きました。主人公の少年は後にNASAのエンジニアになるんですが、素直にいい話ですね。