百億の昼と千億の夜

プラトンとシッダルタと阿修羅王がコンビを組んで、イエスとか弥勒とか神とかを敵にして大立ち回り。果たして宇宙の明日はどっちだ? という壮大すぎる話。いやあ、もう各宗教に喧嘩売りすぎでしょう。イエスの扱いとか「聖☆おにいさん」がかわいく思えるくらいひどかったし、シッダルタはシッダルタで変なビームとか出しちゃうし、こんな設定で大丈夫か? と心配になりました。時間遡行したり、場面場面が急転したりするので小松左京「果てしなき流れの果てに」が好きなら楽しめるんじゃないかと。個人的にこういう系なら手塚治虫「火の鳥」派かなあ。原作は未読。