火星年代記 / レイ・ブラッドベリ

絶望した! オールタイムベスト絶望した! やたら評価の高い古典には気をつけたほうがいいとつくづく思っているんですが、ブラッドベリ、お前もか……。火星にいったら運河はあるわ、テレパシー使える火星人はいるわで萎えます。いや、まあ、そこは古い作品だし仕方ないよね、ファンタジーとして読めばいいんだし、なにも問題はない、と気を取り直して読み進めるんですが、どうにも面白さがわからない。だらだらとしたストーリーがぽつぽつと現われては消えるという、やるせなさしか感じられない。文章もたいして感慨深いわけではない。読むのが苦痛で、ちびりちびりと断片的に読み進めていたら半年以上かかってしまった。どういうことだ。