直球勝負の会社―戦後初の独立系の生命保険会社はこうして生まれた / 出口治明

ライフネット生命保険の創業者が起業の経緯を語った本。一言でまとめると「現状の生保ビジネスは商品設計をわざと複雑にして消費者をぼったくってるので、シンプルな商品を安く売りさばけば既存の生保を出しぬける」というものです。消費者の側からするとなんでこうした生保が今までなかったのか不思議に思うくらい、まっとうです。僕も生命保険に入るとしたらライフネット生命を使うだろうし、単純に手数料が安くてお得なのでこれからこういうネット生保がどんどんシェアを伸ばすんじゃないですかね。逆に既存の生保はこれから厳しいですね。就活生からすると生保って高給で人気なんですがこれからはじり貧な気がします。ちなみにこの本で一番面白かったのは著者の日本生命時代の話。