2008-07-13から1日間の記事一覧

運命は存在するのか

要するに予め明日は決定しているのか、という話です。存在するかどうかは分からない、というのが結論ですが、小林泰三「脳髄工場」「予め決定されている明日」(「目を擦る女」収録) 、ロバート・J・ソウヤー「フラッシュフォワード」などの作品を読むと運…

目を擦る女 / 小林泰三

「仮想現実」がテーマ。グロ要素もそんなになく、一番取っ付きやすいと思うので、小林泰三を読み始める人は本書がオススメです。この人はSFネタとホラーを結びつけるのが本当に上手で、人によってはトラウマになるんじゃないかっていうくらい怖いです。怖い…

モザイク事件帳 / 小林泰三

ホラー・SFに関しては他の追随を許さない凄みがある小林泰三のミステリ短編集。とりあえず編集にミステリに挑戦してみないかと言われて見よう見まねで書いてみましたーって感じの短編が最初の3つ続き、ちょっと残念でした。が、後半はこの作者の独特の面白さ…