思考の整理学 / 外山滋比古

面白アナロジーでなんとなくわかったような気にさせて、その実まったくなにも得るところがないという驚異の書です。一体何の研究をしている人なんだと思って肩書きを見たら文学博士で、こういうものを読むたびに早く文学部などというものは廃止しなくてはと義憤にかられてしまいます。話はそれますが、僕は文学自体は好きなのですが、それを学ぶ対象にするという発想がまったく理解できず、あげく教育の名の下に補助金までつけてあげる現状には憤死寸前です。