下ネタという概念が存在しない退屈な世界 / 赤城大空

性的な表現の自由が禁止された管理社会が舞台。教育は、生徒を性知識から徹底的に遠ざけるPTA万歳なものになっていた。そんな中、人々を啓蒙しようと立ちあがった若者がいた(性的な意味で)。嫌いじゃないぜ、こういうの。臭いものに蓋の精神で言葉狩りに走る「きれいな」連中とのバトルというのは筒井康隆的です。余談だけど、かつて言葉狩りに反抗して筆を折った作家もいたのですよ。
筒井康隆の断筆は何を意味するのか - 誰が得するんだよこの書評