寄生獣

人間中心主義に鉄槌。たまたま生態系の頂点にいるからって調子こいてんじゃねーぞ、人の子よ。というわけで、今日は名作の「寄生獣」を紹介します。このマンガの何が最高かって、説教臭くないところですね。普通、こういう環境問題を取り扱ったものは、人間の罪深さをアピールして「だから地球にやさしく」とかふざけた結論に至るわけです。しかし「寄生獣」の世界観は、もっとドライで、弱肉強食の自然があるだけなんですね。生存そのものがエゴイスティックな現象であるという認識があります。その乾いた世界観の上で、利他性や共生について語るので、震えるほど感動します。すげーです。