第9地区

ブラックジョークの効いたドタバタが好きなら是非。本作は宇宙人が難民として出てくる初めての映画かもしれない。侵略者だったり遭難者だったりするのはありがちだけど、社会的弱者として問題になるというのは面白い。主人公は宇宙人を差別する側の人間なのですが、ある事件がきっかけで差別される側に回ります。誰が敵で誰が味方かがめまぐるしく変わり、その政治の中で人間の醜さが浮き彫りになるのが見どころですね。筒井康隆が好きなら絶対にオススメです。